押井守監督×作家・森博嗣の最強タッグ『スカイクロラ』

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押井守監督の映画は観たことがないのですが、一度観ただけではその奥深さはなかなか理解できない作品が多いと聞いたことがあります。

そして、原作者の森博嗣さんは私が好きな作家さんです。工学博士でありながら小説家。小説も好きですが、エッセイがとても面白く、新刊が出るたびに急いで本屋さんへ行くくらいです^^

 

さて、このスカイクロラですが、アニメでありながらテーマは人間の奥深くにあるものであり、人間とは?生きるとは?というような根本的な部分に問いかけてくるものです。

ジブリ映画のように決して大衆ウケするような映画ではないと思いますが、何度も観るたびに新しい発見や感じるものがある映画なんですね。

明るい物語でもなく、全体的になんとなく空しさや悲しみのような空気感が漂っているのですが、本当にとても心に残る作品なのです。

 

何も考えずに楽しめるような映画も良いですが、たまにはじっくりと自分を見つめながら、色んなことを考えさせてくれる映画を観るのも良いかもしれません。

ハマル人はハマル!!

そんな映画です。

衝撃の映画化!伊藤英明の怪演で話題の『悪の経典』

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サイコパスである担任教師、伊藤英明。

表の顔は、人気のある格好良い蓮見先生。

 

最初から最後まで、どんな風に展開するか分からない恐怖と好奇心に引っ張られてなんとか最後まで観ることができました。でも、内容はかなりハードなため正直オススメはできません(笑)

サイコパスが本当に存在するならば、それはそれは恐ろしいですよね。

人間らしい感情を持たず、残酷なまでに合理的。殺人という人間の心理を揺るがすような行為もためらうことなく実行してしまうのです。

 

原作は読んでいないので、この物語が伝えようとしている本当のところは分からなかったのですが、ただただひたすら恐ろしい・・・^^:

生徒役の染谷将太と二階堂ふみの演技が本当に上手で、だからこそ余計にハスミンの恐ろしさが際立っていたような気がします。

もちろん、伊藤英明の怪演あってこそのこの『悪の経典』だと思いますが。伊藤英明のイメージが一気に変わった作品でもあります。

 

怖い映画が基本的に苦手な私は、もう二度と観ないでしょう(笑)

 

★★

アクションを楽しみながら鑑賞!二宮和也×松山ケンイチ主演『GANTZ~PERFECT ANSWER~』

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人気漫画『GANTZ』がついに映画化されましたよね!

漫画のあの壮大な世界観を、どのように映画に取り入れるのかをとても楽しみにしていました。長編の漫画なので、映画バージョンは果たして・・・?

 

と思っていましたが・・・   不条理なGANTZというシステムに翻弄されながら、戦う人々の心の葛藤や闇の部分なども描かれていたように思います。

この物語のすごいところは、ただのアクション系映画ではなく、カオスで虚無感たっぷりの空気が漂っていて、人間とは、死とは、など本質的な部分も観る側に問いかけてくるところではないでしょうか? 主演の二宮くんと松山くんも、とても演技が上手で雰囲気も出ていたように思えます。

 

この映画のもうひとつの見所は、ガンアクションなどのアクションシーン!

CGを使っての場面が多いですが、アクションシーンがけっこう派手で観ていてとてもハラハラします。

アクション映画を見慣れていなくても、アクション映画好きの人もみんな楽しめる迫力があるのではないでしょうか^^

 

 

アクション系の映画って、観終わった後にもテンションが上がってなんだか自分もアクションに参加したくなるような気持ちにさせられますよね。

ガンアクション映画に影響されて、電動ガンを安く買えるお店を見つけたのでご紹介しちゃいます!! 電動ガン中古が安く買えるお店です。

これがあれば、映画スター気分を味わえるかも!?

驚愕と感動のエンターテインメント作品『ゴールデンスランバー』

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まるでハリウッド映画のように派手な爆発や逃亡劇があったり、物語も二転三転するので終始目が離せないエンターテインメント作品です。

 

無実の罪を着せられた主人公青柳。

マスコミは青柳を指名手配犯として報道し、全国民を敵にまわすような四面楚歌状態。

一体誰を信用して良いのかも分からないまま、ひたすら逃亡しまくるのですが、その中で再開したり出会う人との物語が本当にスリル満点で、時折ほっこりさせてくれます。

 

人生最大のピンチを迎えた時に、本当に見方になってくれる人は誰だろうか?

周りが全員敵に見えてしまった時、自分はそれでも信じることができるものはあるのだろうか?

壮大な作り物の物語の中に、人間の真を問う言葉やエピソードが盛り込まれており、単なるエンターテインメントではなく何か人間として大切なことを教えてくれるような映画です。

 

シリアスでありながら、ユーモアたっぷり。

嘘の物語でありながら、なぜか真実味のある物語。

そして、原作者の伊坂幸太郎さんの独特な世界観が映画になって、よりダイナミックな物語になっていた気がします。

 

家族など大切な人と一緒に観たい映画です。

カメレオン俳優と呼ばれる若手実力派俳優、松山ケンイチはやっぱりすごい!

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役によって、変幻自在に演じ分けるカメレオン俳優といわれる俳優の松山ケンイチさん。

若手俳優はイケメン正統派が多い中、どんな役柄でもこなせる彼はかなり稀有な存在ではないでしょうか。

 

サラリーマン、平清盛、犯罪者、オタク、デスメタルミュージシャン・・・本当に今まで演じてきた役柄は様々。

その中でも、私が一番驚いたのは、映画『デスノート』のL役です。

原作漫画のファンで、その中でも特にLという人物が好きだった私は、スクリーンで実写版のLを見て「本物のLがいる!!」と思いました。しぐさ、外見、話し方などすべてがイメージしていたそのまま!誰がLに扮しているなんてことはまったく考えることなく、ただただ映画の中のLを夢中で見ていました。

俳優の存在を意識させない俳優さんってスゴイですよね。

だって、それって役がそのままスクリーンの中にちゃんと存在しているってことですもんね!

 

けっこう前から俳優としての彼の存在は気になっていましたが、若いのに本当に素晴らしい演技力を持った俳優さんだなと思います。

どんな役でも、まるで役が憑依しているように演じる。

これから先も、松山ケンイチという役者さんを追いかけてみたいです。

 

人気漫画が衝撃の実写に!松山ケンイチ主演『デトロイト・メタル・シティ』

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松山ケンイチは本当にスゴイ。

どんな役にも完全に入り込んでいて、もうその本人にしか見えない。

 

この『デトロイト・メタル・シティ』は人気漫画の実写版なのですが、根岸君(普段の主人公)とクラウザーさん(メタルバンドのボーカルに変身した主人公)というかけ離れた二役を鮮やかに演じ分けているのです!

原作も読んだことはありますが、きっと原作ファンも納得の仕上がりなのでは?と思うくらい主人公の完成度が高いです。

ストーリーの流れも上手く、ギャグ要素もちゃんと組み込まれていて終始楽しめました^^

 

なんと、松山ケンイチのファンの私はこの映画を映画館に3回観にいってしまったのです・・・!(笑)

友人には信じられないと呆れられましたが、本作は主演の松山ケンイチが輝きすぎていて、3回観る価値はあるような気がするのです(すいません私だけかもしれません・・・)

エンターテインメントとしても、きっと松ケンファン以外の人も楽しめるはずだとは思います^^;

 

この映画に関しては、松山ケンイチの怪演を語らずにはいられなかったので、こんなレビューになりました(笑)

 

 

 

 

衝撃の韓国映画!鬼才キム・ギドク監督が描く『絶対の愛』

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日本では、きっと韓国映画と聞いただけで見ない人も多いような気がします。

たしかに、好き嫌いが大きく分かれるような作品が多く、日本映画に比べて残虐なものや感情を爆発させるような激しいものが多いのも事実。国民性のようなものが濃くあらわれているのかもしれません。

 

そして、この『絶対の愛』を描く監督キム・ギドクの作品は、そんな韓国の中でもかなり好き嫌いが分かれるのだそうです。

低予算、短時間で作られた映画にも関わらず、その内容は人間の闇の部分が遠慮なく克明に描かれている作品が多いのが特徴です。だからきっと、はじめてこの監督の作品を観る人は見たくないものを見せられたような、見てはいけないものを見てしまったような気分になることでしょう。

実際私自身、はじめてこの監督の作品を観た時はあまりのショックに鑑賞後、しばらく呆然としていたような気がします。ショックというのは、ただただバイオレンスなものや気分の悪くなるシーンを見たという類のものではなく、これが映画なのか?と思うくらい人間の暗部を描ききってしまっているところです。

 

この『絶対の愛』は、恋人に自分のルックスが飽きられてしまったと思い込み、整形してまったくの別人になって恋人の前にあらわれる女の物語。

恋人は、その他人になりすました女と恋に落ちるのですが、そこから思いがけない恐ろしい展開が繰り広げられます。

一番恐ろしいのは人間の心・・・です。

 

初めてキム・ギドク映画を観る人にとっては、今までに観たことのない、新しいタイプの映画の世界を堪能できるのではないかと思います。

 

話題作『寄生獣』にも出演の染谷将太主演『ヒミズ』を一度観て欲しい

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『ヒミズ』は、古谷実原作の漫画の映画化作品です。

そして最近、映画界で何かと話題の園子温監督がメガホンをとっています。

 

私はこの原作の『ヒミズ』もとても好きな作品で、なおかつ映画化が園子温監督ということで絶対に映画館で観よう!と決めていました。

感想をしては、映画と原作はまったく別の物語のようにはなっていましたが、どちらも素晴らしいと思いました。どう素晴らしいか?

原作の『ヒミズ』は読後感が絶望に満ち溢れていたけれど、大人は忘れてしまった若者のヒリヒリするような感覚や、やり場のない怒りや悲しみがとめどなく描かれているのです。うっかり、落ち込んでいるときや何かに悩んでいるときに読んでしまうと闇の方へ引っ張られてしまいそうになるのですが、それは本当に人間が描かれているからだと思うのです。

映画の『ヒミズ』は、撮影中に東日本大震災が起こり、監督が結末を変更したというのを聞いてとても納得しました。とんでもない深い絶望の中に、ラストは一筋の希望が描かれていたからです。監督的にも、震災が起こってからは人間としてこの作品のラストを少しも希望がない作品にはどうしてもできなかったのかもしれないですね。それはきっと、映画人としてもまともな感覚だと思いました。

 

主演の染谷将太くんと二階堂ふみさんの演技が、本当に素晴らしくてそれだけでも引き込まれる映画です。

バイオレンスな場面もありますが、作品として一度は観て欲しい映画です。

 

 

イスラエルにダンス留学中の名俳優、森山未來をお忘れなく

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昨年10月より1年間、文化庁の文化交流使としてイスラエルにダンス留学している森山未來さん。

そういえば、ここ最近ドラマなんかでも見なかったような・・・

 

でも、彼はものすごい俳優さんだと思います。

映画では『モテキ』『苦役列車』『北のカナリアたち』などで最近活躍されていましたが、なんといっても森山未來さんは舞台がすごい!!!

以前、劇団新感線の舞台『髑髏城の七人~ワカドクロ~』を鑑賞しましたが、小栗旬、早乙女太一、小池栄子などの名だたる俳優さんたちと共演していながら、だれよりも突き抜けた存在感を放っていたのです。

悪役だったのですが、話し方から立ち居振る舞い、目線などすべてが役に憑依されたかのよう。森山未來さんが出てくると、その役に目が釘付けになるのです。それって、役者さんとして本当にすごいことですよね。

 

映画『フィッシュストーリー』や『モテキ』なんかでは得意のダンスも披露され、ダンサーとしても才能がある人なんですね!

とにかく身体能力がすごい。

5歳からダンスをしているらしいですね。

悪魔のような戦国武将、冴えないオタク青年、貧乏で卑しい男、などキャラクターの濃い役、そして脇役としても存在感の出せる、稀有な俳優さんです。

 

早く日本に戻ってきて、また映画やドラマ、舞台での活躍を見たいものです☆

ミニシアター(単館系映画館)の魅力

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映画離れが進んでいるといわれ、映画館に足を運ぶ人も少なくなってきているようです。

 

イオンなどに併設されている大きなシネコンには、子供連れの家族やカップルなど多くの層を呼び込む宣伝力や場所の良さ、上映映画の幅広さなどがあるので、結構人は入っているように見えます。

しかし、ちょっとマニアックな映画ばかりを上映しているミニシアターは、年々閉館している映画館が多いようです。劇場の収容人数も宣伝力もシネコンに比べて弱く、興行収入も採算が取りにくいのかもしれません。

 

でも、ミニシアターにはミニシアターにしかない大きな魅力があります^^

狭い小さな劇場は、大きな映画館にはない独特の密集したお客さんたちの作り出す空気感のようなものがあり、映画の内容をより濃くしてくれるのです。

そして、あらかじめ座席を予約して開演ぎりぎりに行っても大丈夫なシネコンとは違い、開場前に並んで中に入ると早いもの勝ちで座席を確保しなければならない昔ながらのスタイルの映画館が多いのですね。

映画が始まる前の座席の確保や、上演までの時間にパンフレットをじっくり眺める時間も、楽しみのうちではないでしょうか。

しかも、ミニシアターはお一人様のお客さんも多く、自分の時間をゆったりと楽しんでいる人が多いのです。なので、たまには一人きりで誰に気をつかうでもなく過ごせる貴重な時間でもあります。

 

わいわい家族や友人との映画も良いですが、たまにはミニシアターで一人映画もいかがでしょう?