日本映画史に残る感動ドラマ!妻夫木聡・深津絵里主演『悪人』

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自分の目にしてるものなんて、表面的なほんの一部分だ。

 

あの人は悪人である、というのはひとつの見方だ。
誰かがそう言うから、事件を起こしたから、悪そうな顔をしているから、色々あるけどそれはやっぱりひとつの見方だ。

この世の中の法律やいわゆるきまりごと、その他常識といわれるものを例えば全部とっぱらって、社会的地位も生育環境も見た目も関係なくただただ精神的な部分の善悪レベルの計算ができたとするならそれはまた全然変わる。

そんなことできないし、そもそも善悪の基準自体常に変化する曖昧なものだけど。

 

精神的な部分なんて自分以外には見えない。

どんなに深い事情があっても人を殺せば犯罪者だし、どんなに人を傷つけようが法律の範囲内なら、または範囲外でも外に出なければ犯罪者ではなく善良な市民だ。

この世には、誰にも知られることのない苦しみや悲しみがどれほどあるのかなとか色々考えた。

うーん、
伝えたいことが半分も伝えられないのですが。

 

でもこの映画、
決して犯罪者を美化した映画なんかではないと私は思いました。

 

とにかく役者さんみんな素晴らしいし、作り手の熱をすごく感じました。

 

 

話題の映画監督・園子温の衝撃人気作『愛のむきだし』~刺激が欲しいあなたに~

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上映時間、約4時間。

これを聞いただけで敬遠してしまいそうですが、この4時間は普通の4時間とは違います。

 

たとえるなら、ジェットコースター。

鑑賞後の放心状態、脱力感はジェットコースターに乗った後のあの感じと通じるところはあるかもしれません。

どんな映画かと聞かれても、一言では説明しにくいのでキーワードを出すと・・・

「B級」「アクション」「宗教」「感情むきだし」「エロ」「グロ」「おバカ」「愛」「盗撮」「洗脳」

 

・・・???

 

これだけ並べただけでは、なんとも不穏な空気漂う怪しい映画のように聞こえますが、その通りなのです。

カトリックの信者さんや、男性恐怖症などの方には決してオススメしませんし、言ってみればもともと他人におすすめするような内容の映画ではないのは多分間違いありません(笑)

でも、このレビューでご紹介することにしたのは、この映画は本当にとてつもないエネルギーを持った映画だからです。

 

人間の中にある、極限状態のエネルギー。

喜怒哀楽むきだしの、癖のありすぎる登場人物たちの生き様が鑑賞する者を振り回してくれます。

「あなたは本気で生きているのか?」

と問われているような。

 

平凡な日常に刺激を与えてくれる映画には違いありませんが、その分毒性も強いのでご注意を!!

でも私はDVDまで購入し、何度か観返すくらい好きな映画です。

日本でも『ダブルフェイス』としてリメイクされた香港映画『インファナル・アフェア』3部作

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『インファナル・アフェア』は3部作のとても有名な香港映画です。

私の好きな映画ベスト10の中に、必ず入る映画ですね。

 

Ⅰでその世界観にはまり、
Ⅱでその裏側を知ることで世界観にさらに奥行きを与え、
Ⅲでほんとうの「無間道」を見る。

この世に生まれたことは、
執着が生まれそれにまみれて生きていくということなのか。

自分の存在証明がほしい、
それがなければ生きてはいけない人間の脆さ。
こうありたい、という姿と今の自分があまりに違うということに焦りを感じたり、理想の姿がいつしかそこに辿り着くことだけが目的になってしまい自分を見失ってしまうことがある。

 

「死ぬ」ということよりも恐ろしい「生き地獄」がここにはある。

善と悪なんていうものも執着に塗れた者達のそれぞれの解釈であり、
そもそも存在しない幻のようなものなのかもしれない。
なんかどんな風に表していいのか分からないのですが、
娯楽映画として充分楽しめるだけでなく、登場人物たちの光と影の両方の部分をこれまたはっきり示すというよりは、3部作を通して仏教思想もまじえてあぶりだしているという感じ。

関係性や言葉と言葉の間などそういう少しづつ積もっていったものが、
この物語に深みを与えている気がしたというか。
こういうのはアジア独特のものなのか香港の空気感のようなものなのかはよく分からないですが、それがすごく心地よく感じました。

トニー・レオンのかわいくてでもどこか哀しげな笑顔にはもう終始やられっぱなしで、一番感情移入してしまった人物(笑)
アンディ・ラウのⅢで見せた苦悩の姿も印象的。
その他の役者さんも素敵な方が多く、香港映画をもっと観たいと思いました。
3部作まで一気に鑑賞しましたが、

この先、きっと何度も見返しそうな映画です。

 

驚愕とスリルの連続!ブラッド・ピット主演のゾンビ映画『WORLD WAR Z』

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ゾンビ映画といえば、タランティーノ監督の映画でしか観たことがなかったのですが、ここにきてまたゾンビ映画をなぜ鑑賞したのかというと・・・

 

知らなかったのです(笑)

この映画がどんな映画かを知らないままに、旦那さんに誘われるがままに観た映画だったので。

いろんなレビューを観ていると本当に賛否両論の映画のようですが、ゾンビ映画好きの方たちの評価は割に高いようですね☆

ウィルスに感染した人間がゾンビと化して増殖していくパニック系の映画なのですが、いつどこからゾンビが出てくるかわからない、いつ隣にいる人間がゾンビになってしまうのか分からない恐怖感がものすごいです^^;

ブラピはウィルスの感染源を突き止めるために勇敢に立ち向かうのですが、最後に辿り着いた結末は・・・

 

観てのお楽しみですね^^☆

 

この映画の宣伝を観ただけではゾンビ映画だということが分からない!!という人続出で、いろんな意味でショッキングな映画だったのかもしれません(笑)

ちなみに、この映画に私を誘った旦那さんもこの映画がゾンビ映画だなんてことは知らなかったらしいです^^;

もしも、知っていて私を誘っていたりしたら、後で何を言われるか・・・と考えて誘ってはいなかったはず(笑)

 

だって、映画館でこの映画をみた時私は妊娠中でしたから(笑)

赤ちゃんもビックリだったはず!!

 

でも、久々に見たゾンビ映画は結構私は楽しめました。

映画って、予告を観て観に行くのではなく、どんな映画とか全く予備知識なしで観るのが本当は一番ドキドキして楽しいかもしれない!とさえ思いました。

 

 

 

 

陽だまりの彼女~上野樹里・松本潤主演のファンタジックなラブストーリー~

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実は私は、ラブストーリーの映画をほとんどといってよい程観ません。

そして、ファンタジーっぽいのも実は苦手なのです(笑)

好きなジャンルは社会派やミステリーの要素がある映画、考えさせられるような映画などが好きでなんとなくラブストーリーは観ていると恥ずかしくなるというか、そんな感じで避けていたジャンルでした。

 

が、しかし!!

この映画は一味違います。

一見、普通のラブストーリーっぽい映画かな?とキャストやタイトルからも思いがちですが・・・

ストーリー、台詞、演出、役者が作り上げる世界観がすべて自然で、ラブストーリーでありがちなあざとい台詞や「ああ、このパターン・・・」というところもなく、光の加減をとても上手に使った美しい演出にまず引き込まれます。

観ているうちに「ん?これはもしかして・・・!?」とちょっと不思議で謎なストーリー展開から何かが見えてくるような・・・分からないような・・・。

 

そしてラストに・・・

「!!??」

ちょっとした衝撃を受けました。

直球のラブストーリーかと思いきや、変化球!!

ファンタジーの要素もありますが、鑑賞後に「ありえないし!」とツッこむだけでは終わらない味わい深い余韻が残る映画です。

どんな映画でも、観ず嫌いは良くないなということを実感します。

 

主演の松潤くんと上野樹里ちゃんがとってもハマリ役で、二人の作り上げている独特の空気感もとても心地よくて好きでした。

私は、この映画を産後のちょっと心が疲れている時に映画館で観たのですが、本当に癒されました!!

「もう私はこんな恋をすることはないんだな~」とちょっとだけ寂しい気持ちにもなったけれど(したらそれは問題ですが)、恋はやっぱり素敵だ~☆と心が浄化されたような気持ちになりました。

 

おすすめ映画です。